パリジャンシックの新しいメンズエレガントスタイル
スーツを日常着として着ることを提案する

 

今シーズンから取り扱いをはじめた「HUSBANDS」。
元弁護士という異色の経歴を持つ創業者でありデザイナーである二コラ・ガバール。
「プルーストを読んでアンクルブーツが好きになる。The Smithsを聴いてモリッシーの服が好きになる。『レ・サムライ』を見てアラン・ドロンが着ているトレンチコートが好きになる」という彼のデザインの着想源はブランドのインスタグラムを見るとわかりやすい。

60~80年代のセレブリティやハリウッドスター、ミュージシャンのスタイル、また映画のワンシーンなどが登場し、とりわけ70年代が多いように感じる。
そしてとくに私の目を引いたのはスーツを自由にセンスよく自然体で着ている人たち。

いつしかスーツは仕事着や制服というイメージが強く、普段着はカジュアル化し、今では仕事着もカジュアル化。
スーツをカッコよく着ている人を目にする機会は少ない。

HUSBANDSはこのような時代だからこそ、スーツを日常着として着ることを提案している。

 

kinkでは2型ご用意。

SINGLE BREASTED SUIT IN TWEED

 

ドネガルツイードの2Bシングルブレスト。ノッチドラペル、幅11cm。
トラウザーズは2タックのインプリーツ。ハイウエストのストレートシルエット。

 

 

 

cantate
Turtle Neck L/S Shirt
Denim Flare Trousers / L.Indigo
Anderson’s
Wrapped Buckle Belt – Crocodile
Le Yucca’s
HRM/Tu/U – VITELLO / Y32620 mod

 

 

 

 

 

 

DOUBLE BREASTED SUIT IN TWEED

スコティッシュウールツイードのダブルブレスト。ピークドラペル、幅13cm。
トラウザーズはノープリーツのワイドシルエット。

 

 

 

 HUSBANDS
WESTERN SHIRT
BERNARD ZINS
ODEON / 74262-033
Le Yucca’s
HRM/Tu/U – VITELLO / Y32620 mod

 

しっかりとした肩パッドに職人の腕が問われる盛り上がったコンケープドショルダー、ホースヘアの芯地を使用したフルキャンバスライニング、主に英国製生地を使い伝統的なブリティシュトラッドの仕様でイタリア・ナポリのサルトリアで仕立てられている。
過去のスタイルをリファレンスとし、伝統的なテーラリングを駆使しながらも現代の感覚に合わせたシェイプは、単なるレトロスペクティブには決してならない。

最高の素材と職人技を駆使した本格的な仕立てを、自由に自分のスタイルに。
このラペル幅だからシャツはこうだとか、合わせるパンツはこうだとか、もちろんあるのだろうけれども、まずはデニムジャケットやカバーオールを手に取るようにスーツも選択肢に入れてみてはどうだろうか。

パリジャンシックの新しいメンズエレガントスタイルとは、その仕立てやシルエットがということだけではなく、固定概念にしばられないスーツの着方からうまれる豊かさ。仕事や特別な日にだけ着るのではなく、日常着として、時にはビーチにだって、、、。

 

装いではなくでスーツに対するマインドをカジュアル化する。

 

 

 

BRAND PROFILE
HUSBANDSの創業者でありデザイナーであるNicolas Gabard(二コラ・ガバール)氏は、弁護士から転身し2年間イタリア ナポリでサルトリアでの修行、研究、その後2年間マーケティングを勉強した後に、フランス パリ9区ピガール地区マヌエル通りに2012年ブティックをスタートさせました。

昨今主流の薄めなパットのナチュラルショルダー、極力芯地を控えた軽やかなクラシコイタリアなジャケットとは対局に位置する、しっかりとした肩パッドに職人の腕が問われる盛り上がったコンケープドショルダー、ホースヘアの芯地を使用したフルキャンバスライニング、主に英国製生地を使い伝統的なブリティシュトラッドの仕様でイタリア・ナポリのサルトリアにて仕立てた紳士服、これこそがパリジャンシックの新しいメンズエレガントスタイルを実現しています。

 

明日はスーツの上にも最適な「CONCETTO」のコートをイソムラがご紹介します。

 

 

 

 

 

キヨハラ

Posted by:chikaramachi lab.